10月英住宅価格:8カ月ぶり低水準、予算削減で-ネーションワイド

英国の10月の住宅価格は8カ月 ぶり低水準となった。政府が掲げる第二次大戦後最大規模の歳出削減 計画で景気信頼感が損なわれたと、英住宅金融大手ネーションワイ ド・ビルディング・ソサエティーは見ている。

ネーションワイドが28日電子メールで配布した資料によると、 10月の住宅平均価格は前月比0.7%低下の16万4381ポンド(約 2120万円)。これは2月以来で最低の水準。前年同月比では1.4%上 昇と、2009年9月以来で最小の伸び率だった。

英政府は先週、予算削減計画の詳細を発表。これにより50万人 近い公務員の削減が見込まれている。イングランド銀行(英中央銀行) が公表した10月の金融政策委員会(MPC)議事録は、当局者が景 気回復を後押しするため刺激策拡大の方向に傾いていることを示唆し た。同中銀は来週、量的緩和策の拡大について再び協議する。

ネーションワイドのチーフエコノミスト、マーティン・ガーバウ ワー氏は発表資料で、「追加緩和が、既に公表されている措置の影響 を含め、住宅市場が現在直面しているさまざまな逆風を完全に打ち消 せるかどうかを現段階で予測するのは不可能だ」としたものの、「量 的緩和の再開が住宅市場にプラス方向の若干の相殺効果をもたらすと 予想するのは妥当な判断だ」と付け加えた。

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