新生銀:高給行員の給与・福利厚生を削減へ-メールで通知

新生銀行が一部社員の給与や福利厚 生の削減を決めたことが28日分かった。100人程度が対象になる見通し で今後、数カ月以内に実施に移す計画という。

複数の関係者によると、新生銀は27日、全社員に電子メールで給 与削減などについて通知した。一定額以上の受給者が対象になると記載 されているという。これらについて同行広報担当の大高英二氏はコメン トを控えた。

民間調査機関の東京商工リサーチが8月に公表した「国内金融機関 の平均年間給与」調査によれば、2010年3月期では新生銀が849万円で 国内トップだった。同行では今期に入り報酬1億円以上の役員4人全員 が退任するなど人件費の削減を進めている。

新生銀は、公的資金の注入を受け経営改善に取り組んでいるが、 2010年3月期は2期連続の赤字となり、金融庁から早期回復を図るよう 業務改善命令を受けた。米投資会社のJCフラワーズが実質的な筆頭株 主となっている。亀井静香前金融担当相は5月、同行の高額な外国人役 員の報酬などについて批判していた。

シティグループ証券の野崎浩成シニアアナリストは28日、新生銀 は公的資金注入行でもあり、ガバナンスや経費削減の観点から報酬削減 は「やらなければいけないことの一つだった」と述べた。人材流出など の懸念は残るものの、役員を含めこれまで高い給与などを支払い続けて きたことで「モラルハザードが起きていた」と指摘した。

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