米SEC:監視から外れた取引の禁止、証券会社に義務付けの意向

米証券取引委員会(SEC)は証 券会社に対し、顧客が監視から外れた取引を取引所で行うことを禁止 する構えだ。SECは統制から外れた取引が市場を混乱させる恐れが あるとの懸念を強めている。

SECは27日にウェブサイトを通じて発表した声明で、顧客の取 引を監視するためにリスク管理を証券会社に求める規則案について、 11月3日にSEC内での採決を行うことを明らかにした。SECは、 コンピューターの誤動作や人為ミスが証券会社の資本を傷付けかねな い注文を引き起こす恐れがあることを懸念し、今年1月に同案を示し た。

テッド・カウフマン上院議員(民主、デラウェア州)ら米議員の 一部は、電子取引の比重が高まる株式市場に対するSECの監視体制 に疑問を投げ掛けてきた。こうした事態を受け、SECはコンピュー ターによる取引に対する規制を強化しつつある。

声明は今回の規則案について、顧客がリスク管理を省略する取引 である「ネーキッド・アクセス」を証券会社が提供するのを効果的に 禁じることになると説明した。米調査会社エイト・グループの昨年12 月の調査によれば、「ネーキッド・アクセス」は米国株取引の約38% を占めている。

SECはまた、詐欺行為に関する情報を提供した内部告発者に報 酬を与えるSECの権限を拡大する案についても、来月3日に採決す る予定だ。

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