米FRB、オバマ政権の指示で最高裁への上告断念-情報開示訴訟

米連邦準備制度理事会(FRB) による緊急融資プログラムの情報公開をめぐる訴訟で、FRBはオバ マ政権の訟務長官代行の指示に基づき、情報公開阻止を求める最高裁 への上告を断念した。訴訟に加わっている大手商業銀行のグループが 裁判所に提出した文書で明らかになった。

商業銀行20行で構成するクリアリング・ハウス・アソシエーショ ンは26日に最高裁に上告したが、FRBはこれに加わらなかった。銀 行側は、FRBの緊急融資の情報公開を命じた下級審の判断撤回を求 めている。ブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバーグ・エル・ ピーが記録公開を求めてFRBを提訴していた。

銀行団はニューヨークの連邦高裁に提出した文書で、FRBは当 初、最高裁への上告に向けカティアル訟務長官代行に許可を求めたと 指摘するとともに、「クリアリング・ハウスは10月22日、訟務長官が 上告を許可しなかったとの報告を受けた」ことを明らかにした。カテ ィアル長官代行からはコメントを得られなかった。

FRBは大半の連邦機関と同様に、最高裁に上訴する前に訟務長 官の許可が必要だ。

ブルームバーグは2008年、米情報公開法(FOIA)に基づく情 報公開請求に対してFRBが緊急融資先の銀行名の公表を拒んだこと からFRBを提訴。09年8月に連邦地裁がブルームバーグ勝訴の判断 を下した後、クリアリング・ハウスがFRBの弁護側に加わった。連 邦高裁は今年3月、地裁判決を支持する判断を示した。

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