豪マッコーリー:人員削減見通し強まる-利益減で拡大方針を転換か

オーストラリア最大の投資銀行、 マッコーリー・グループが、市場関係者からの人員削減要求にさらさ れている。トレーディング収入や企業の合併・買収(M&A)に伴う 手数料が減少して利益が落ち込んでいることが背景。同行は2007年 3月以降、人員を46%増やしている。

世界の金融機関が信用危機の間に計33万人の人員を削減したの に対し、マッコーリーはニコラス・ムーア最高経営責任者(CEO、 52)の下、景気回復後をにらんで欧米の資産を取得、人員を増強し てきた。しかし先月には市場は「弱い」との認識を示し、4-9月 (上期)利益が前年同期比で25%減少したもようだと発表した。

ウィルソン・アセット・マネジメントで運用に携わるマシュー・ キッドマン氏(シドニー在勤)は「マッコーリーは景気回復に備えて 多くの人員を採用してきたが、回復は同行が予想したようなものでは なかった。今年と来年は同行にとって厳しい年となる」と述べた。

ブルームバーグがまとめたアナリスト6人の予想中央値によると、 マッコーリーの上期純利益は前年同期比24%減の3億6600万豪ド ル(約290億円)と、04年上期以来の低水準が見込まれる。決算発 表は今月29日。

マッコーリーの広報担当、ポーラ・ハンナフォード氏(シドニー 在勤)は業績や人員に関するコメントを控えた。英紙フィナンシャ ル・タイムズは27日、同行がインフラ投資部門で約60人を削減し たと報じた。

マッコーリーの人員は10年3月期に1年間で15%増え、同期 末時点で1万4657人となった。ブルームバーグのデータによれば、 同行の従業員1人当たり総収入は半期ベースで5期連続減少し、09 年10月-10年3月は35万1027豪ドル。07年4-9月は60万 4283豪ドルだった。

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