タイガー・アジアに米SECが召喚状-香港当局調査関連(Update2)

ニューヨークを拠点とするヘッジ ファンド、タイガー・アジア・マネジメントは、香港証券先物委員会 (SFC)からインサイダー取引を行った疑いがあるとして調査を受 けたのに続いて、米証券取引委員会(SEC)からも召喚状を受け取 った。

タイガーは12日付の投資家への書簡で、SECがトレーディング 記録や他の書類などの提出を命じてきたことを明らかにした。ブルー ムバーグが書簡のコピーを入手した。タイガーは召喚状について、香 港での調査がきっかけだとの認識を示した。

SFCは昨年8月、タイガー・アジアが中国建設銀行株にかかわ るインサイダー取引と株価操作に関与したとして、タイガーの一部資 産の凍結を高等法院に命じるよう申し立てた。今年4月にはSFCは タイガー・アジアによる香港での取引を禁止するよう裁判所に求めて いた。SFCがこうした禁止措置を裁判所に請求したのはこれが初め てだった。

書簡によると、タイガー・アジアは顧客に対し、SECに協力し ていると説明。同社は不正行為を否定し、裁判所に禁止命令を求めた SFCとは引き続き争う姿勢を示した。香港での取引は影響を受けて いないという。同社広報のショーン・パティソン氏とSECのジョ ン・ネスター報道官はいずれもコメントを控えている。

タイガー・カブ

投資家が匿名を条件に語ったところでは、タイガー・アジアの9 月末時点の運用資産は30億ドル(約2450億円)で、前年同期比では 10億ドル強減少した。7-9月(第3四半期)の運用成績はマイナス

7.4%、今年1-9月ではマイナス0.8%。

ビル・ファン氏率いるタイガー・アジアは、1980年にタイガー・ マネジメントを創設して90年代後半に世界5大ヘッジファンドの一角 に躍進させた著名投資家ジュリアン・ロバートソン氏の支援を受けた 「タイガー・カブス」と呼ばれるヘッジファンド・グループの1つ。

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