JR東海株が反発、鉄道堅調と収益力強化-業績再増額期待

東海道新幹線が収益柱のJR東海 の株価が前日比3.8%高の62万2000円まで買われ、3日ぶりに反発。 鉄道事業の堅調などで4-9月(上期)利益は事前計画を上回った。収 益力強化も寄与し、会社側は今期(2011年3月期)利益予想を増額修 正したが、計画はなお保守的とみられ、業績期待の買いが増えている。

4-9月の運輸業収入は、昨年春の新型インフルエンザによる悪影 響の反動やダイヤ改正、旅行需要の喚起などから前年同期比3.4%増だ った。主力の同事業の収入増に加え、減価償却費の減少や営業外損益の 改善も利益を押し上げ、連結経常利益は同23%増の1448億円だった。 期初計画は1280億円。会社側は通期の経常利益予想を1670億円から 1940億円へと引き上げた。

ゴールドマン・サックス証券の酒井田浩之アナリストは27日付リ ポートで、通期会社予想はコンセンサスを上回る上方修正だとしながら も、「下期の新幹線収入前提は依然として保守的」と指摘。同証券によ る通期経常利益予想を1850億円から1990億円へと増額した。そのうえ で、リニア建設リスクと需要減少が株価に織り込まれた過去2-3年の バリュエーションと比較して今の株価は割安だとし、目標株価75万円、 投資判断「買い」を再確認した。

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