新光電株が大幅反落、円高で今期利益は急減へ-リードフレームも鈍化

半導体パッケージ大手の新光電気 工業株が急反落。円高による為替差損を主因に今期(2011年3月期) 業績予想を大幅に引き下げたことを受け、前日比5.3%安の810円まで 売られた。

新光電が27日の取引終了後に公表した修正業績予想によると、連 結営業利益は前期比2.7%増の55億円にとどまる見通し。前回予想の 133億円からは59%の減額。期初に1ドル=90円とみていた前提為替 レートを下期(10年10月-11年3月)は80円に設定、50億-60億円 の営業利益マイナス要因になるという。ブルームバーグ・データによる と、担当アナリスト15人の営業益予想の平均は122億円だった。

同社経営企画部の清野貴博氏は、円高に伴う海外収益の目減りや為 替差損が減額修正の主因だとしつつ、「業績回復をけん引してきた台湾 向けICリードフレームがピークを打った可能性がある。少し陰りが出 てきた」と述べ、足元で製品需要が弱含んでいることを認めた。

下期の収益計画は、連結売上高が前年同期比2.8%減の688億円、 営業利益が同99%減の4000万円。

業績修正を受けて、ゴールドマン・サックス証券が27日付で同社 株の目標株価を900円から760円に引き下げたほか、JPモルガン証券 も目標株価を990円から900円に変更した。

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