ポルトガル政府と野党、予算めぐる協議打ち切り-成立に暗雲

ポルトガル政府と最大野党は、少 なくとも1970年代以来の大幅な歳出削減を盛り込んだ2011年予算案 をめぐる協議を打ち切った。ユーロ圏では4番目に大きい財政赤字の 抑制に向けた2011年予算の成立が危うくなる可能性がある。

社会民主党(PSD)の代表として協議に参加していたエドゥア ルド・カトロガ元財務相は、「交渉を継続する可能性はなくなった」と 発言。「専門的な見地からのわたしの役目はもはや意味をなさない」と 述べた。

PSDは予算案に盛り込まれていた増税に反対を表明し、一段の 歳出削減を求めていた。PSDが予算案への反対姿勢を強めるなか、 同国の借り入れコストは9月28日にユーロ導入以来の最高水準に上 昇。ポルトガルのテイシェイラ・ドスサントス財務相とカトロガ元財 務相は今週、交渉を続けていた。与党の議席が過半数に達しないこと から、ソクラテス首相は予算成立に向け最大野党の支持ないし棄権が 必要となっている。

BNPパリバの金利ストラテジスト、イオアニス・ソコス氏(ロ ンドン在勤)は、「ポルトガル国債は双方が最終的に合意に達するとの 見通しを織り込んでいただけに、これは極めて重要な意味を持つ。見 通しとは正反対の展開になった」と指摘した。

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