豪マッコーリー:4-9月16%減益-世界的な事業拡大継続へ

オーストラリア最大の投資銀行、 マッコーリー・グループは29日、世界的な事業拡大を続ける方針を 示した。同行がこの日発表した4-9月(上期)決算は、利益が「市 場の弱い状況」を受けて6年ぶり低水準に減少した。

同行の発表資料によると、純利益は前年同期比16%減の4億 300万豪ドル(約320億円)。市場環境は9月と10月に改善された ものの、事業活動は通常の状態を下回ったままだとしている。

この決算は、ニコラス・ムーア最高経営責任者(CEO)には痛 い内容となった。同CEOは収益改善を見込み、今年3月までの3年 間に46%の増員を実施したためだ。この日は行員数がさらに6%増 えたことを明らかにした上で、事業拡大を今後も続ける方針を示した。

豪アーゴ・インベストメンツ(アデレード)で35億豪ドル相当 の資産運用に携わるクリス・ホール氏は「行員1人当たりの収入で測 ると、良い業績には見えない」と指摘。「マッコーリーに事業活動が 劇的に良くなるという真の自信がない限り、コスト基盤をなぜ改善し ないのかという疑問が生じる」と述べた。

マッコーリーの株価は今年これまでに29%下落。38銘柄で構成 するS&P/ASX200金融指数は7.8%安。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE