アイルランド中銀総裁:財政赤字削減には一段と厳しい措置必要

アイルランド中央銀行のホノハ ン総裁は、金融危機のさなかの同国の財政悪化が「他の大半の国よ りも深刻」であり、財政赤字削減にはより厳しい措置が求められる との認識を示した。

ホノハン総裁は27日遅くダブリンで講演し、「国内で発生した 不動産バブルが他の大半の国よりも過度に膨らみ、その後過度に落 ち込んだ」ことが財政悪化の一因と説明。財政赤字は直ちに「厳し い是正措置」の対象になるだろうと語った。同総裁は欧州中央銀行 (ECB)政策委員会のメンバー。

同国政府は26日、歳出削減や増税で2014年までに150億ユー ロ(約1兆7000億円)の緊縮財政を図る計画を発表した。

ホノハン総裁はまた、財政赤字が急増した責任をすべて銀行に 負わせることはできないと指摘。「好調な経済情勢や不動産市場での 取引増加、資産価格の上昇に極端に左右される」好況下の税収に同 国が依存したことも財政赤字の一因だと説明した。

同総裁はアングロ・アイリッシュ銀行とアイリッシュ・ネーシ ョンワイド・ビルディング・ソサエティーの名前を挙げ、「両行に大 幅な損失が発生しなかったとしても、厳しい財政調整がとにかく必 要だっただろう」と語った。

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