英グラクソ、610億円支払いへ-欠陥医薬品の販売訴訟で和解(訂正)

英製薬最大手グラクソ・スミスク ラインは、欠陥医薬品の販売に関連した米虚偽請求取締法(FCA) に基づく訴訟で和解するため、計7億5000万ドル(約610億円)を支 払うことで合意した。FCAは、民間人が政府の代表として損害賠償 請求訴訟を起こす場合の根拠となる法律。

グラクソと米司法省が26日発表した。これにより、同社の元幹部 シェリル・エッカード氏(51)が内部告発者として2004年に初めて起 こした訴訟が決着することになる。元幹部は和解合意に伴い9600万ド ルを受け取る。非営利団体タックスペーヤーズ・アゲンスト・フロー ドの報道担当によると、内部告発者1人の受取額としては史上最高。

ボストン連邦地裁に提出された裁判所文書によると、グラクソは 汚染された医薬品を虚偽表示で販売したなどとして提訴された。問題 の医薬品は抗うつ剤「パクシルCR」や糖尿病治療薬「アバンダメッ ト」などで、プエルトリコのシドラにある同社工場で生産された。

米司法省の発表によると、和解条件の内訳は、刑事上の罰金が1 億5000万ドル、FCAに基づく民事訴訟などの和解金が6億ドル。

司法省は、グラクソ傘下のSBファルムコ・プエルトリコが、不 良医薬品の製造・販売に関する罪で有罪を認めることに同意したと発 表した。グラクソは7月、5億ポンド(約647億円)を支払うことで 米政府と基本合意に達していた。

グラクソの上級バイスプレジデント、PD・ビリャレアル氏は発 表文で、「シドラ工場が当社の規定や方針に沿わない形で運営されてい たことを遺憾に思う」とコメントした。

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