花王株が大幅続伸、アジア向け好調で利益予想増額-自社株買いも

トイレタリー首位、花王の株価が 前日比4.5%高の2094円まで大幅続伸。ケミカル事業の好調や販売管 理費の削減などを踏まえ、会社側は今期(2011年3月期)の利益予想 を増額修正した。構造改革の進ちょくが確認されたうえ、自己株式の取 得も好感され、一部アナリストは格上げ方針を示している。

同社は26日に4-9月決算を発表、連結営業利益は前年同期比 27%増の578億7300万円と、期初計画の490億円を18%上回った。ア ジアのコンシューマープロダクツ事業が拡大したほか、ケミカル事業で の販売数量回復、化粧品ビジネスの構造改革などが要因。足元の好調を 受け、会社側は通期の営業利益予想を970億円から1050億円に引き上 げた。

このほか、発行済み株式数の1.5%にあたる850万株を上限とする 自己株式の取得も発表した。取得期間は27日から12月20日。

大和証券キャピタル・マーケッツの広住勝朗アナリストは投資家向 けメモで、現在「中立」の投資判断を引き上げる方向で検討しているこ とを明らかにした。理由として、①4-9月が特に利益面で期初計画を 上回る好調な決算だった、②通期の利益見通しが控え目でなく、順当に 増額修正された、③国内化粧品事業の構造改革について、経営トップか ら成果や見通しなどが明確に語られた、④自己株式の取得、⑤バリュエ ーションが低位、などを挙げている。

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