世界の通貨取引高、20年までに1日10兆ドル規模に拡大へ-UBS

外国為替市場の1日平均取引高は 今後10年で2倍強の10兆ドル(約814兆円)規模に拡大するとの 試算をUBSが明らかにした。中央銀行や年金基金、ヘッジファンド、 保険会社によるポートフォリオの多様化がけん引役になるという。

UBSのグローバル為替戦略責任者、マンスール・モヒウディン 氏(シンガポール在勤)は、外為市場の拡大を受けて中銀が為替レー トに影響を及ぼすことは難しくなると予想した。国際決済銀行(BI S)は9月、1日当たりの通貨取引高が4兆ドル規模に増加したと報 告している。

モヒウディン氏は27日付の調査リポートで、「通貨市場の巨大 化は、流動性を求める大口投資家を引き込む可能性が高い」と述べ、 「介入を通じて為替レートの水準調整を図る中銀が持続的インパクト を与えるにはより強力に行動する必要が出てくるだろう」と分析した。

UBSはヘッジファンドや年金基金、投資信託、保険会社、中銀 が関係した通貨市場の1日当たりの取引が今年、1兆9000億ドルに 上り、2007年の1兆3000億ドルから42%増加すると試算している。

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