新神戸電急反発、持分法投資損失の計上懸念払しょく-業績予想増額

自動車用蓄電池が主力の新神戸電 機株が一時、前日比8.9%高の784円と3日ぶりに急反発。エコカー 補助金や減税などの効果から自動車用蓄電池の販売が伸長、関連会社 の持分法投資損失計上を見送ることで、今期(2011年3月期)の連結 経常利益を増額修正した。特に持分法投資損失の計上懸念が払しょく されたことで、成長期待が高まったと評価されている。

会社側が26日に発表した業績予想修正によると、今期経常利益は 62億円と、従来予想の38億円を63%上回る見通し。4-9月業績が 好調だった上、産業用リチウムイオン電池事業への投資を優先するた め、関連会社の日立ビークルエナジーについて、今年度想定される増 資を引き受けないことを決定。同社に対する持分法投資損失として見 込んでいた約19億円を計上しないことも寄与する。

大和証券キャピタル・マーケッツの綾部英明アナリストは投資家 向けメモで、「持分法投資損失の計上懸念が少なくとも11年3月期は 払しょくされたことはポジティブサプライズ」だと指摘。長年同社の 業績を圧迫してきた日立ビークルエナジーへの増資の引き受けをしな いことで、浮いた資金を成長分野へ有効活用できることになったとし、 「今後の同社に対する成長期待は高まった」と評価した。同社株に対 する投資判断を見直す方向で考えている、としている。

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