富士重株が急騰、4-9月業績上振れ-円高でも利益稼げる

富士重工業の株価が急騰。日本国 内や北米で製品販売が想定を上回ったほか、コスト削減も進展し、4- 9月(上期)の連結営業利益は従来計画と比べて63%増となったもよ う、と26日発表した。円高でも十分に利益が稼げる企業と評価が高ま り、買いが優勢となっている。

午前9時35分現在の株価は前日比6.3%高の560円で、東証1部 の上昇率ランキング4位。一時は6.8%高の563円と、9月29日 (7.2%)以来の日中上昇率を記録した。

4-9月の連結営業利益は従来予想を63%上回り、570億円となっ たもよう。26日付で投資判断「買い」を継続したシティグループ証券 の松島憲之アナリストは、営業利益は「強気だった我々の予想500億円 を大幅に上回る内容でサプライズ。4-6月の226億円に対し、7-9 月は344億円となった」点を評価している。

松島氏は、国内でエコカー補助金効果があったほか、北米ではレガ シィやフォレスターなどの販売好調に加え、販売管理費など諸経費の減 少などが貢献したと指摘。円高抵抗力がついたことで、「同社に対する イメージを切り替え、『円高でも十分に利益が稼げる』という評価にす る必要がある」との見方を示した。

会社側の発表資料によると、4-9月の為替の前提条件は1ドル= 90円、1ユーロ=116円だった。松島氏は「下期の前提を1ドル=80 円としても、2011年3月期のシティ証の予想営業利益750億円を上回 る可能性が高まったと考えてよいだろう」とみている。富士重では、11 年3月期の業績予想は、11月2日に予定している4-9月決算発表時 に公表するとしている。

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