銀の相場操縦行われていた-米CFTC委員、08年の疑惑調査で指摘

米商品先物取引委員会(CFT C)のバート・チルトン委員は26日、銀市場でこれまでに価格に影響 を及ぼそうとする「試みが繰り返されている」と指摘した。CFTCに よる銀市場に関する調査は3年目に入った。

チルトン委員は同日、ワシントンでの公聴会で「銀価格を誘導し操 作しようとする不正行為が行われている」とし、商品取引所法違反があ ったと主張。「このようないかなる違法行為も訴追されるべきだ」と述 べた。

CFTCは2008年9月に銀先物市場で相場操縦が行われたとの疑 惑について調査を開始。同年に発表した報告書では、「過去20-25年 間に相場が下落方向に操作されていると主張する書簡や電子メール、電 話が多数寄せられている」としていた。

CFTCはこの日、相場操縦や市場を混乱させるような取引手法に 対する新規制を提案した。米国の商品市場では規制が始まった1920年 代以降、相場操縦の事実を証明することが裁判所や議員らの課題となっ ている。

プロスペクター・アセット・マネジメント(イリノイ州)のレオナ ード・カプラン社長は「相場操縦のために長期的な共謀行為が行われて いるとは思わない」と指摘。「非常に短期間、小規模の相場操縦は起き 得る。市場参加者は規制当局より賢く、他の方法を見いだすと予想され るため、規制強化は問題解決の糸口にはならないかもしれない」との見 方を示した。

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