【個別銘柄】富士重、日電産、花王、住生活、ファナック、銀行、有沢

株価変動材料が出た銘柄の終値は 以下の通り。

富士重工業(7270):前日比5.3%高の555円。日本国内や北米で 製品販売が想定を上回ったほか、コスト削減も進展、4-9月(上期) の連結純利益は前回計画比91%増の440億円となったもよう、と26日 に発表した。シティグループ証券は26日付で投資判断「買い」を継続。

日本電産(6594):6.9%高の7700円。一時7770円を付け、8月 30日以来、約2カ月ぶりの高値水準を回復した。精密小型モーター事 業などが好調に推移、4-9月(上期)の連結営業利益は前年同期比 82%増の515億円に拡大した。また、独自動車大手ダイムラーに電気自 動車(EV)基幹部品の駆動用モーターを供給すると27日付の日本経 済新聞朝刊が報道、将来の収益寄与も期待された。

花王(4452):3.5%高の2075円。アジア向けコンシューマープロ ダクト事業が好調に推移、2011年3月期の連結営業利益予想を970億 円から前期比12%増の1050億円に8.2%引き上げた。ブルームバー グ・データにあるアナリスト12人による事前の予想平均1011億円を上 回り、買いが先行した。発行済み株式総数の1.5%に相当する850万株、 150億円を上限に自社株買いを行うとの発表も株価を押し上げた。

住生活グループ(5938):3.5%高の1585円。プロ野球「横浜ベイ スターズ」の買収に向けたTBSホールディングス(9401)との交渉を 打ち切ったと午後1時に正式発表、コスト負担増加懸念が後退した。N HKが午前10時のニュースでこれを先んじて報道、株価は午前に一時

4.8%高まであった。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306):1.8%安の373円。 一時368円を付け、03年4月30日以来、約7年半ぶりの低水準に沈ん だ。デフレで利ざや拡大に伴う根本的な収益改善を期待しにくいなか、 「香港で新規上場するAIA株を購入する資金をねん出するため、日本 の金融機関の保有株を売却する動きもあるようだ」とトヨタアセットマ ネジメントの浜崎優チーフストラテジストは述べていた。みずほフィナ ンシャルグループなど他の大手銀行株も安く、東証銀行指数はTOPI Xの下落寄与度1位。

ファナック(6954):1%高の1万1230円。ドル・円相場が円安 方向で推移し、収益不安の後退で輸出関連株全般が買われる中、午前 10時45分に発表した4-9月(上期)決算は、連結営業利益が前年同 期比7.1倍の891億円と事前計画を17%上回った。未公表だった通期 (11年3月期)予想は前期比3.4倍の1866億円と設定、大幅増益を好 感する買いがプラス圏での推移を下支えした。

有沢製作所(5208):17%安の418円で、東証1部下落率1位。同 社は26日、欧米の景気減速懸念などから電子材料分野の主要顧客が生 産調整を行う公算が大きいと判断、11年3月期の連結営業損益予想を 従来の5億2000万円の黒字から3億8000万円の赤字に見直した。アナ リスト予想を下回る内容で、売りを浴びた。

マネックスグループ(8698)8.7%安の1万9750円と6日続落。一 時は1万9310円を付け、年初来安値を更新した。日本株市場の売買代 金減少の影響を受け委託手数料などが減った結果、4-9月の連結純利 益は前年同期比21%減の16億円になったと26日に発表。市場、収益 環境の厳しさを嫌気した売りが優勢となった。

新日本製鉄(5401):1.1%安の261円。午後1時30分公表の4- 9月決算は、アジア向け鋼材輸出の好調などで、連結純損益が710億円 の黒字に転換したが、新たに開示した11年3月期の連結純利益予想が 1300億円と、担当アナリスト19人の予想平均(1537億円)を15%下 回り、売りが先行した。10年3月期は115億円の赤字だった。

三井化学(4183):6.7%安の237円。同社は26日、基礎化学品部 門の交易条件の改善などを理由に4-9月の連結業績予想を上方修正し たが、営業利益が174億円(前回予想比29%増)と、今月20日の日本 経済新聞の観測報道(200億円弱)を下回り、失望売りが広がった。

シマノ(7309):3.5%安の4110円。海外景気の減速や円高進行を 受け、10年12月期の連結純利益予想を従来の200億円から185億円に

7.5%引き下げた。業績下振れを懸念した売りが優勢となった。

森精機製作所(6141):2%安の792円。一時4.6%安と9月8日 以来、1カ月半ぶりの日中下落率を記録した。価格競争の激化で工作機 械製品の販売価格が下落、4-9月の連結純損失は61億円となった。 前回予想の50億円から赤字幅が拡大し、収益環境の厳しさが再認識さ れた。

新神戸電機(6934):12%高の804円。11年3月期の連結純利益 予想を15億円から38億円に26日引き上げた。業績不振の関連会社が 行う増資を引き受けないことを決め、持分法投資損失の計上を見送るほ か、自動車バッテリーの拡販などを受けたもので、45%の減益予想が一 転、39%の増益になる。

メガネトップ(7541):10%高の898円。7月投入の超軽量・樹脂 フレーム「フリーフィット」が想定を上回る売れ行きをみせ、粗利益率 が改善、11年3月期の単独純利益は25億6000万円になる見通しとな った。5%の減益予想が一転、22%の増益となる見込み。野村証券は同 社株の投資判断を「中立」から「買い」に1段階上げた。

博報堂DYホールディングス(2433):7%高の3990円。海外子 会社の業績改善や外注費削減などで収益性が改善すると見込み、11年 3月期の連結経常利益予想を100億円から120億円に20%引き上げた。 株式評価損の計上などで純利益予想は32億円からゼロに引き下げたが、 本業採算の好転が評価された。

住友重機械工業(6302):5.9%高の469円。中国を中心に油圧シ ョベルが好調に推移したほか、精密機械部門も伸び、4-9月の連結純 利益は前年同期比6.1倍の80億円になったもようと前日発表。コスト 削減も奏功し、想定を50億円上回ったことが好感された。

KIMOTO(7908):5.8%の600円。一時10%高と9月17日 以来、約1カ月ぶりの日中上昇率を記録した。スマートフォンなどの普 及拡大で、同社が手掛けるタッチパネル向けハードコートフィルムの受 注が増加、4-9月の連結純利益は前回計画比46%増の2億9100万円 となったようだと前日発表した。前年同期は800万円の赤字で、業況好 転が評価された。

シップヘルスケアホールディングス(3360):5.3%高の831円。 医療機関向けの経営支援などのプロジェクト案件が上期に上振れしたほ か、医療設備工事も順調で、11年3月期の連結純利益は前期比59%増 の50億円になる見通し。前回予想の37億円から35%増額した。

積水化学工業(4204):4.5%高の538円。一時546円と8月19日 以来、約2カ月ぶりの高値を回復。住宅部門の収益改善などを受け、11 年3月期の連結純利益予想を175億円から220億円に26%引き上げた。 前期比89%増となる好業績を評価する買いが入った。

コジマ(7513):4.9%高の388円。エコポイント制度と地デジ移 行で薄型テレビの販売が伸びたほか、エアコンも伸長、4-9月の連結 営業利益は前年同期比2.1倍の31億円となったもよう。前回予想26億 円からは18%の上振れとなる。

千代田化工建設(6366):1.1%高の675円。一部の国内案件で第 3四半期以降に実現を見込んでいた採算の改善が第2四半期に前倒しと なった結果、4-9月(上期)の連結純利益は前回計画比40%増の28 億円となったもよう。前年同期は17億円の赤字だった。

大王製紙(3880):2.2%安の523円。印刷用紙を中心に紙・板紙 の需要が減少、販売単価も下落しており、11年3月期の連結純利益予 想を15億円から5億円に67%引き下げた。前期比では68%の減益とな る見込み。

トヨタ紡織(3116):4%高の1370円。一時6%高と、5月27日 以来、5カ月ぶりの日中上昇率を記録した。ドイツ証券は26日付で同 社株の調査を開始、投資判断を新規に「買い」とした。アジアでの自動 車生産の増加が同社の事業拡大にも寄与すると予想、目標株価を1800 円と設定している。

ワコム(6727):2.9%高の9万2700円。クレディ・スイス証券は 26日付で同社株の調査を開始、投資判断を「アウトパフォーム」とし た。タブレットパソコンの市場拡大に伴い、同社の手掛けるタッチパネ ルモジュールの採用が増えるとみている。

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