米下院科学技術委:レアアース法案、中間選挙直後の採択を上院に促す

米下院科学技術委員会のゴード ン委員長は26日、来月2日の中間選挙後すぐにレアアース(希土類) 法案を採決するよう上院に働き掛けていることを明らかにした。

同委員長(民主、テネシー州)はワシントンでの会議で、下院が 9月29日に可決したこの法案について、上院が同様の法案を承認す ることが米国の鉱業生産拡大を年内に法制化する唯一の道だと述べた。

世界のレアアース生産の9割以上を占める中国がレアアースの7 -12月(下期)輸出枠を72%減らすと発表したことで、ドイツや日 本、米国で供給懸念が強まった。また業界関係者が匿名を条件に述べ たところによれば、中国税関当局は追加検査などさまざまなやり方で レアアース輸出を遅らせている。

ダン・リピンスキ下院議員(民主、イリノイ州)は26日、「わ れわれの脆弱(ぜいじゃく)性が中国のこうした行動で再びあらわに なった」とする声明を発表した。

同議員は、米国がレアアースなど極めて重要な資源を備蓄し、そ の依存度を減らすための技術の研究を強化し、レアアースのリサイク ルを増やすべきだと指摘。韓国で来月開催される20カ国・地域(G 20)首脳会合(金融サミット)で「中国のレアアース政策に対する懸 念に直接対処し、日独など他の影響を受けた国々と共通の立場を模索 していく必要がある」と呼び掛けた。

ホワイトハウスのギブズ大統領報道官は26日、中国がレアアー ス輸出を削減したかどうかについてオバマ政権が「監視している」こ とを明らかにした。安全保障・経済政策のトップが必要と考えるので あれば、米国がこの問題をG20サミットで取り上げることを「ためら うことはない」とも述べた。

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