ロシア国債保証コスト、トルコとの格差1年ぶり高水準-債券発行増で

ロシア国債の保証コストはトルコ との比較で1年ぶりの高水準に達している。信用危機後で最大となる 債券発行の伸びと比較的低調な成長率を受けて、投資家がリスクヘッ ジに動いている。

CMAによると、ロシア債のクレジット・デフォルト・スワップ (CDS)スプレッドはトルコの5年債を9ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上回っており、この差は2009年10月2日以来最 大。ロシアのCDSスプレッドは141bpで、ブラジルとコロンビア、 フィリピンをも上回っている。これらの国は、米ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスによる信用格付けがいずれもロシアより低い。

ロシア政府は4月、1998年のデフォルト(債務不履行)以来初 めて国際債券市場で外貨建て債を発行した。これを契機にロシア企業 の外貨建て債発行はトルコのほぼ6倍に達していることが、ブルーム バーグのデータで示されている。政府統計によると、4-6月(第2 四半期)の経済成長率はロシア5.2%に対し、トルコは10.2%だっ た。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)の新興市場グローバ ル責任者、ニック・シャミー氏は「ロシアでは債券発行が増え、購入 者の一部がソブリン債のCDSを通じてリスクヘッジをしている一方 で、トルコでは発行状況は材料とはなっていない」とし、「具体的に 言うと、ロシアは明らかに楽観的見方や成長の勢いが他の新興市場と 比べ劣っている」と述べた。

ブルームバーグのデータによると、ロシア政府が過半数出資して いる企業の債券発行が大半であるため、投資家はリスクヘッジの手段 としてロシア国債のCDSを活用している。

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