ブラジル株:6週間ぶり大幅上昇、融資残高拡大で-ペトロブラス高い

26日のブラジル株式市場では、 指標のボベスパ指数が6週間ぶり大幅上昇となった。原油相場の下げが 縮小したことからブラジル石油公社(ペトロブラス)が買われたほか、 銀行融資の拡大で経済成長見通しが高まったことが好感された。

ペトロブラスは売られ過ぎとの見方から買いを集め、5.2%高とな った。年初来の下落率は30%に上る。PDGレアルティSAエンプレ エンジメントス・エ・パルチシパソンエスやロッシ・レジデンシアル を中心に住宅建設株も値上がり。住宅ローンの拡大で9月の銀行融資残 高が前年同月比19.4%増となったことが支援材料となった。一方、鉄 鋼株が売られたことからボベスパ指数の上げは抑えられた。世界最大の 鉄鋼メーカー、欧州のアルセロール・ミタルが価格の値下がりとコスト 上昇を理由に、10-12月(第4四半期)の減益予想を示したことが嫌 気された。

マクシマ・アセット・マネジメント(リオデジャネイロ)の運用 担当者、フェリピ・カソチ氏は「与信は良好に拡大している」と指摘。 また、「ペトロブラスなど一部銘柄はかなり値下がりしたため、ある時 点で底値を見いだすはずだ。アルセロールのニュースは鉄鋼株に打撃と なった」と説明した。

ボベスパ指数は前日比1.7%高の70740.39で終了し、9月13日 以来、最大の上昇率となった。前日の取引では、米連邦準備制度理事会 (FRB)が景気回復支援に向けて一段の策を講じるとの観測が買いに つながり、同指数は週間ベースで8月以来の下落となった先週の下げか ら上昇に転じていた。BM&Fボベスパ小型株指数は同1.2%高の

1415.40。通貨レアルは0.5%安の1ドル=1.7036レアル。

ブラジル中央銀行が26日発表した9月の融資残高は前月比では

1.8%増加し、過去最高の1兆6100億レアル(約77兆円)となった。

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