米住宅ローン組成:11年は1兆ドル割れ、96年以来最低へ

全米抵当貸付銀行協会(MBA) によると、米国の住宅ローン組成は来年、1兆ドル(約81兆円)を 下回り、1996年以来の低水準となる見通しだ。

MBAが26日、アトランタで開催した年次会合で公表した資料 によると、2011年の住宅ローンの組成は9960億ドルとなり、今年 の推定1兆4000億ドルから減少する見通し。03年にはローンの借 り換え急増で過去最高の3兆8000億ドルを記録。その後数年は住宅 市場の活況を受けて高水準で推移していた。

MBAのチーフエコノミスト、ジェイ・ブリンクマン氏は、米連 邦準備制度理事会(FRB)による債券購入の増額でも金利が低下す る可能性は低いことから、借り換えは来年7-12月(下期)までに は一巡するだろうと予想した。

MBAは住宅ローンが来年、全体的に減少するのは、「ローン金 利の上昇や要件を満たす借り手の減少」を背景とした借り換えの減少 見通しが理由だと説明。「中古住宅販売の回復と住宅価格の安定」に 伴い、住宅購入に伴うローンが増加し、借り換え減少の影響を一部補 うとの見方を示した。

ブリンクマン氏によると、今年の住宅購入に伴う住宅ローン組成 は93年以来の低水準となる4800億ドルと推定され、来年は6260 億ドルに増加する可能性があるという。借り換えは今年の9210億ド ルから3700億ドルに減少すると同氏は試算している。

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