中国に代わるレアアース供給元確保には10年必要か-ドイツ当局者

中国がレアアース(希土類)の輸 出規制を決めたことで、中国に代わるレアアースの供給元確保に向け 世界的なレースが始まったが、十分な供給量を得るには最大で10年は かかりそうだ-。ドイツの商品を監督する政府機関トップがこうした 見方を示した。

この独政府機関を率いるフォルカー・シュタインバッハ氏は、欧 州連合(EU)のより厳格な環境基準と途上国の資源への依存につい ての倫理的疑問があることもあり、世界の9割以上のレアアースを現 在生産している中国に代わる供給元確保という問題をすぐに解決する ことはできないと述べた。同氏は、中国政府に対しレアアースの輸出 拡大に向け世界的に圧力を高めることが、短期的には最良の選択肢だ ろうとも指摘した。

シュタインバッハ氏はベルリンでの商品資源確保をめぐる26日 の会議前に電話インタビューに応じ、「われわれは一晩では埋めること のできないレアアースの供給不足に直面している。現実的にモンゴル やアフリカ、グリーンランドといった新たな生産地で量産し、市場に 供給するには5年から10年かかるだろう」と語った。

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