アルセロール:7~9月は48%増益-10~12月は慎重な見方

世界最大の鉄鋼メーカー、欧州 のアルセロール・ミタルの7-9月(第3四半期)決算は、純利益が 前年同期比48%増加した。ただ、10-12月(第4四半期)について は、アナリスト予想を下回る利益見通しを示した。

26日の同社発表文によれば、第3四半期の純利益は13億5000 万ドル(約1100億円)。前年同期の9億1000万ドルから増加した。 一方、第4四半期のEBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控 除前利益)については15億-19億ドルを見込んでいる。これは、ブ ルームバーグがまとめたアナリスト12人の平均予想(24億4000万 ドル)を下回る。

第3四半期のEBITDAは22億7000ドルで、ブルームバー グ調査のアナリスト21人の平均予想と一致。同社は前年同期に8億 9900万ドルの税制上利益を計上していた。

各国が景気刺激に向けた新車購入補助策を終了し、中国の消費が 鈍化する中、鉄鋼需要は減退して価格が下落したにもかかわらず、鉄 鋼メーカー各社は第3四半期に原材料コストの上昇に直面した。鉄鉱 石価格は4-6月(第2四半期)にほぼ2倍となり、6-9月期でさ らに20%上昇した。

ラクシュミ・ミタル最高経営責任者(CEO)は発表文で、「季節 的な販売の減少とスポット価格の値下がり、コストの上昇に伴い、当 社の事業は予想レンジの下限に向かって推移した」と説明。「予想さ れる仕入価格の上昇が今後もビジネスに影響し、需要停滞が続くとの 前提に立ち、10-12月(第4四半期)については依然として慎重な 見通しを持っている」と指摘した。

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