アジア通貨:下落、元上昇への期待が後退-ウォンとバーツ安い

26日の外国為替市場でアジア通貨 は3営業日ぶりに下落。韓国ウォンとタイ・ バーツが下げを主導した。 中国が人民元の上昇ペースを鈍化させる中で、アジアの当局者が自国 通貨上昇への対抗措置を講じるとの観測が強まった。

25日に発表された9月の米中古住宅販売が前月比で過去最大の 10%増加し、ブルームバーグ・JPモルガン・アジア・ドル指数も1 週間ぶりの高値から低下した。また中国は元の上昇容認を求める米欧 の圧力に抵抗すべきだとする中国人民銀行(中央銀行)の研究員、王 勇氏の寄稿文が26日の上海証券報に掲載された。

バークレイズのシニア地域エコノミスト、梁偉豪氏(シンガポー ル在勤)は、同寄稿文について、「元上昇への期待を後退させた」と指 摘。「米中古住宅販売は予想外で、これがドルを支えた。われわれは依 然アジアについて強気だ。成長見通しと国際収支フローはアジア通貨 の大きなプラス要因だ」と説明した。

ブルームバーグが集計したデータによれば、韓国ウォンはソウル 時間午前11時16分(日本時間同じ)現在、 0.2%安の1ドル=1118.53 ウォン。タイ・バーツは0.2%安の1ドル=29.89バーツ、インドネシ ア・ルピアは0.1%安の1ドル=8913ルピア。アジアの円を除く10 主要通貨を対象とするアジア・ドル指数は0.1%安。

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