石油元売り株が上昇、過剰設備削減期待-日興コーデ証は新規「強気」

石油・石油製品の製造販売を手が けるJXホールディングスの株価が前日比2.5%高の485円まで上げる など、石油元売り株が高い。経済産業省の新規制で過剰設備が削減する との見方が根強く、業績期待の買いが優勢だ。日興コーディアル証券で は石油業界の投資判断を新規「強気」に設定した。

経産省が7月に公表した新規制では、重油からガソリンや軽油など 付加価値の高い製品を精製する重質油分解装置の装備率をグループや企 業ごとに改善することを義務付けた。経産省は具体的な改善策を10月 31日までに報告するよう求めている。

日興コーデ証の塩田英俊アナリストは25日付で、同業界の調査を 開始した。同氏はリポートで「2013年までに業界全体の原油処理能力 が約3割削減され、過剰設備が縮小する見込み」と予想。さらに原油価 格は高止まりしているものの、「国内の石油製品マージンはアジアの需 要増や我が国石油精製会社の供給引き締め、猛暑によるガソリン需要の 増加を背景に改善傾向が続いている」と指摘する。

そのうえで、経営統合による合理化・効率化効果と石油製品マージ ンの回復による収益改善が大きいと評価して、JXHDを新規「1(ア ウトパフォーム)」とし、同じく石油元売りの出光興産も同様の理由か ら「1」とした。このほか、石油開発などを行う国際石油開発帝石や石 油資源開発も、開発事業の拡張評価などから「1」に格付けした。

午前10時39分時点の東証33業種別指数では、JXHDや出光興 産がけん引して石油・石炭製品が上昇率1位。国際帝石がけん引して鉱 業は同2位となっている。

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