ポルトガル:最大野党は予算案容認の見通し-債券相場上昇を下支えも

ポルトガルの最大野党、社会民主 党(PSD)は、少なくとも1970年代以来の大幅な歳出削減を盛り込 んだ予算案の可決を認める見通しであり、同国の債券市場は恩恵を受 ける可能性がある。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS) のシニア債券ストラテジスト、ハービンダー・シァン氏(ロンドン在 勤)は「安堵(あんど)感からくる短期的上昇があるかもしれない」 と語った。

ユーロ圏4番目の高水準にある赤字の削減に向けて売上税を増税 するソクラテス首相の方針に、PSDが反対も辞さない構えを示した ことから、ポルトガルの借り入れコストは9月28日に域内最高水準に 上昇していた。債券相場はそれ以降上昇しており、債券投資家のリタ ーンはほぼ5%に達している。

RBSのシャン氏は「市場は予算案可決を想定してかなり前向き に反応している」と指摘。その上で、成長が見られない限り、債券相 場の上昇が10-12月(第4四半期)以降も続くことはないと付け加え た。

ポルトガル10年物国債のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅は 25日に324ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に縮小。先月に は過去最大の441bpに達していた。ただ上乗せ幅は依然として1年前 の約6倍、スペインとイタリア国債の2倍の水準にある。いわゆるユ ーロ周辺国で上乗せ幅がポルトガルを上回っているのは、ギリシャと アイルランドだけ。

ポルトガルは27日、償還期限が2014年10月と18年6月の国債 を合計で最大12億5000万ユーロ(約1400億円)相当入札する計画。 先週の12カ月物国債7億6000万ユーロの入札では、借り入れコスト が低下した。

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