米国の高額所得者、09年に報酬5倍強に拡大-社会保障庁データ

米国民の昨年の所得はリセッシ ョン(景気後退)の影響で減少した一方で、5000万ドル(約40億円) 超の高額所得者の1人当たり平均報酬は前年の5倍強の5億1900万 ドルと過去最高を記録した。

米社会保障庁のデータによれば、09年の高額所得者数は74人で、 報酬の合計は384億ドル。08年の高額所得者131人の合計は119億 ドルだった。一方、全国民ベースで見た年間報酬の平均は384ドル減 少し3万9269ドル、中央値は253ドル減り2万6261ドルだった。

社会保障庁の統計は今月15日に公表された。年末に終了予定の ブッシュ前政権時代の減税を全面的または部分的に延長する是非を めぐり、議会は11月2日の中間選挙後に議論することになる。

このデータは、高額所得者層が今回のリセッションをほかの不況 時よりも少ないダメージで持ちこたえたことを示した米カリフォル ニア大学バークレー校のエマニュエル・シーズ教授などの研究結果と 一致する。オバマ政権は所得格差の拡大を重視し減税措置の廃止を訴 えており、共働きで25万ドル未満の所得層向けの減税については継 続を主張している。共和党はいかなる増税も企業家精神と雇用創出を 抑制すると反論している。

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