SMK株続落、円高で売上高予想減額-携帯用コネクタ停滞

電子部品メーカーのSMKの株価 が大幅続落。前日比5.1%安の357円まで下げ、9月3日以来、約1カ 月半ぶりの低水準に沈んだ。4-9月(上期)決算は事前の計画を上回 ったが、足元の円高進行などを理由に通期(2011年3月期)売上高見 通しなどを引き下げたため、売りが先行した。

同社が25日に発表した通期業績予想修正によると、連結売上高は 前期比2.5%増の660億円にとどまる見通しで、前回予想(670億円) から10億円の減額。期初に1ドル=90円とみていた前提為替レートを 下期は同80円と設定、マイナスの影響が働く。

同社広報室長の南史朗氏は「欧州向け携帯電話用コネクタの受注が 弱含んでいる」ことも指摘する。過去数年、同社の業績をけん引してき た携帯電話用コネクタ事業が転換期を迎えているという。

半面、連結営業利益目標は32億円から前期比45%増の36億円に 13%引き上げた。上期に前年同期比39%増の23億円と、7月26日に 増額修正した計画を4億円上回ったことをそのまま反映した。スマート フォン(高機能携帯電話)向けスイッチ、薄型テレビ用リモコン、カー ナビゲーション用タッチパネルなどの需要が拡大したとしている。

大和証券キャピタル・マーケッツ金融証券研究所の綾部英明アナリ ストは、SMKは上期偏重型の収益構造のため「もともと下期に利益を 出しにくい面があったが、1ドル=80円のいまの為替前提だとなお厳 しい」と指摘、しばらく株価が安値圏で推移するとみている。

綾部氏はまた、7-9月(第2四半期)決算でタッチパネル事業が 1600万円の営業赤字になったことに触れ、「今後を考えると気がかり」 と述べていた。

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