PIMCOエラリアン氏:FRBの緩和策でインフレ加速へ

米連邦準備制度理事会(FRB) による米国債購入は世界的なインフレ加速につながる一方、米国の経 済成長を復活させるには至らないとの見通しを、米パシフィック・イ ンベストメント・マネジメント(PIMCO)のモハメド・エラリア ン最高経営責任者(CEO)が示した。

エラリアン氏はニューヨークで開かれた会合で、FRBが検討中 の低金利維持に向けた債券購入戦略による量的緩和策は、米国の失業 率を抑制するには力不足だろうと発言。FRBが債券購入を増額する のは、デフレへの恐怖が理由だと指摘した。

同氏は「量的緩和はそれ自体、米国が6-9カ月後に他国と同様 にインフレの問題を抱えることを意味している」と述べ、「多少の恩恵 はあるが、われわれが望むような程度ではない。犠牲や意図しない結 果が生じるだろう」と語った。

FRBは2009年に量的緩和策の下で3000億ドル相当の米国債を 購入。トレーダーらはFRBによる量的緩和第2弾の実施に備えてい る。エラリアン氏は新たな債券購入は商品価格を押し上げると予想し、 米経済に注入された資金の多くは他国通貨に流れ込むと指摘した。

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