米AIG:ベンモシュCEOはがんと診断-化学療法受ける

米アメリカン・インターナショ ナル・グループ(AIG)は、ロバート・ベンモシュ最高経営責任者 (CEO)ががんと診断され、化学療法を受けていることを明らかに した。

ベンモシュCEO(66)は25日、会社を通じた発表文で、同社 に注入された公的資金1823億ドル(約14兆7000億円)の返済に 向け、今後も経営に関与すると述べた。スティーブ・ミラー会長は同 発表文で、AIGの取締役会は「経営の継続性を確実にするため、不 測の事態に備え適切な対策を講じていく」と語った。会社側は同CE Oが診断されたがんの種類については公表していない。

同CEOは「気分は良好であり、通常のスケジュールに沿って仕 事が続けられるというのは良いニュースだ」と説明。その上で「治療 を続け医師が診断を進める中で、今後の見通しについては向こう数カ 月のうちによりはっきりするだろう」と述べた。

AIGは米政府管理からの独立に向けた計画の一環として、海外 の生命保険部門の売却を進めている。2008年以降で同社4人目のC EOである同氏の下、同社は損害保険に加え、米国内の生命保険や退 職年金関連の商品に注力している。

米調査会社アイト・グループのシニアアナリスト、クラーク・ト ロイ氏は25日、電話インタビューで、「ベンモシュCEOは時に力 を行使しながら、激流の中でAIGを導くという素晴らしい仕事をし てきた」と述べ、「同CEOにはAIGを大きく前進させるために必 要な意思と能力がある。前任者らにはそうした力がなかった」と語っ た。

AIGの広報担当マーク・ハー氏はコメントを控えるとともに、 ベンモシュCEO、ミラー会長ともに取材に応じることはできないと 語った。

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