ブラジル株:上昇、FRBの追加緩和観測が高まる-レアル高い

25日のブラジル株式市場では、指 標のボベスパ指数が上昇。週間ベースで8月以来の下落となった先週 の下げを縮小した。米連邦準備制度理事会(FRB)が景気回復支援 に向けて一段の策を講じるとの観測が買いにつながった。

サトウキビ加工で世界最大手のコザンSAインドゥストリア・ エ・コメルシオは3.1%高。7-9月(第2四半期)の売上高(暫定 値)が一部アナリスト予想を上回ったことが好感された。原油価格が 1バレル=83ドルを超えたのを受け、ブラジル石油公社(ペトロブラ ス)も買われた。一方、ブラジル・エコディーゼルは10%安となり、 ボベスパ指数の上げは抑えられた。同社は農業のマエダ・アグロイン ドゥストリアルと資産を統合する方向で交渉中だと発表した。

ボベスパ指数は前週末比0.1%高の69580.28。前週末22日の取引 では鉄鋼株が上昇したものの、中国の利上げや為替市場の不透明感が 経済成長の鈍化につながるとの懸念から売りが優勢となり、同指数は 下落。週間ベースの騰落率はマイナス3.2%と、8月以来の下げとな っていた。BM&Fボベスパ小型株指数は同0.3%高の1398.43。通貨 レアルは0.6%高の1ドル=1.6956レアル。

レメ・インベスチメントスの運用担当者ジョアン・ペドロ・ブル ガー氏は「商品相場は上昇し、海外のセンチメントが改善したためこ の日の相場は値上がりした」と説明。UBSウェルスマネジメント(シ ンガポール)のチーフ投資ストラテジスト、ケルビン・テイ氏は、韓 国で開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で「通 貨安競争」の回避が表明されたことについて、「現状維持が再確認され た。今後はFRBとイングランド銀行、日本銀行が量的緩和に動く可 能性が高い」と指摘した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE