インド富豪がアフリカ企業に積極投資-15年前の母国に「そっくり」

インドの富豪、ラビ・ルイア氏は ここ1年半、毎月アフリカに飛んだ。同氏率いるエッサー・グループ のためにモザンビークで炭鉱、ケニアでは製油所、南アフリカ共和国 ではコールセンターを買収した。

エッサー・エナジーの幹部は今月、ナイジェリアのジョナサン大 統領が電力網への投資家を呼び込むため主催した会議に出席。同社に よれば、ロンドン証券取引所に今年4月に株式公開したことで得た20 億ドル(約1620億円)の資金を基に、アフリカなどでさらなる「事業 機会」を検討している。

兄と共に150億ドル規模のエッサー・グループを統括するルイア 氏だけではない。携帯電話サービスでインド最大手のブハルティ・エ アテルのスニル・ミタル会長や家庭用品メーカー、ゴドレジ・コンシ ュマー・プロダクツのアディ・ゴドレジ会長らインドの富豪は2005 年1月以来、アフリカに総額158億ドルの買収資金を投じている。

エッサーのアフリカ事業ディレクター、フィルドホース・クロー バディア氏は、「アフリカはインドの15年前にそっくりだ。われわれ はインドで完成させた低価格・量産モデルを再現するこの好機を逃す ことはできない」と語る。

インド企業が05年4月以降、アフリカで買収・出資した対象は少 なくとも79社に上る。この間のインド経済成長率は平均8.5%だった。

経営コンサルティング会社マッキンゼーが今年6月発表したリポ ートによれば、アフリカの国内総生産(GDP)は2000-08年、年

4.9%増えた。アフリカ大陸のGDPは08年の1兆6000億ドルから 20年までに2兆6000億ドルに膨らむという。

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