米ジェンザイム、1株当たり89ドルの価値ある-収益予想考慮なら

フランス製薬最大手サノフィ・ アベンティスによる1株当たり69ドル(約5600円)の敵対的買収提 案に抵抗しているバイオ医薬品開発の米ジェンザイムは、同社の収益 拡大予想に基づくと同89ドルの価値があると指摘した。

ジェンザイムは22日、来年の1株利益について、一部項目を除く と4.30-4.60ドルになるとの見通しを示した。これは、ブルームバー グがまとめたアナリスト16人の予想平均3.85ドルを上回る。サノフ ィは8月、買収提示額185億ドルは2011年収益見通しの20倍相当だ と指摘していた。ジェンザイムは、それに基づくと同社の価値は約227 億ドル(1株当たり89ドル)になると強調した。

サノフィの買収案は8月29日に公表。今月4日に敵対的な株式公 開買い付け(TOB)を開始した。ジェンザイムのヘンリ・タミアー 最高経営責任者(CEO)は22日、ニューヨークの会合で投資家に対 し、買収案は同社の治験薬を過小評価し、医薬品不足を招いた製造問 題解決を受けた増収見通しを無視していると批判した。今年ジェンザ イム取締役会のメンバーになった「物言う株主」のラルフ・ホイット ワース氏は取締役会がサノフィによる買収案に対する評価で足並みを そろえていると説明した。

ホイットワース氏は同日、会合後に記者団に対し「ジェンザイム の企業価値について非常に強い理解がある。取締役会が仲たがいする 可能性があるかと問われれば、そうは思わない」と話した。

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