スウェーデン:今週にも再利上げか-インフレ期待上昇が先進国で最大

スウェーデンの債券市場は、先 進国で最も大きなインフレ期待の上昇を示しており、同国の中央銀行 は今週にも追加利上げに踏み切りそうだ。

5年物スウェーデン国債とインフレ連動債の利回り格差はロンド ン時間22日午後5時(日本時間23日午前1時)現在、9月1日から

0.56ポイント上昇の1.89ポイントとなっている。この期待インフレ 率を示す国債利回りと同年限のインフレ連動債の利回り格差であるブ レークイーブンレートの上昇は、先進国経済で最大だ。

スウェーデンでは輸出が好調で、4-6月(第2四半期)の国内 総生産(GDP)は前年同期比4.6%増加。中銀はインフレ懸念を強 めている。米連邦準備制度理事会(FRB)や日本銀行、欧州中央銀 行(ECB)、イングランド銀行(英中銀)が金融システムへの流動性 供給措置を追い求める中、スウェーデン中銀は7日物レポ金利を7月 以来2度引き上げ、6月時点の0.25%から0.75%にしている。

ダンスケ銀行(ストックホルム)のマクロ経済ストラテジスト、 ステファン・メリン氏は「スウェーデンでは財政刺激策と、通貨安の 助けでリセッション(景気後退)を切り抜けた輸出、高水準の消費需 要、雇用市場の力強さがかみ合っている。利上げを進める十分な議論 がある」と指摘した。

5年物国債利回りは22日現在で2.324%、インフレ連動債の利 回りは0.424%。10年物国債は2.789%、インフレ連動債は0.819%。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト20人を対象にまとめ た調査では、スウェーデン中銀が今週、政策金利であるレポ金利を

0.25ポイント引き上げ1%にすると全員が見込んでいる。

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