中外薬株が1カ月半ぶり安値、タミフルなど低迷で業績予想を減額

スイス製薬大手ロシュグループ傘 下の中外製薬の株価が前週末比2.8%安の1479円と、9月9日以来1 カ月半ぶりの低水準に沈んだ。新型インフルエンザの流行規模が前年を 下回り、抗ウイルス剤「タミフル」の売上高が落ち込むとして、22日 付で今期(2010年12月期)業績予想を下方修正したことが懸念された。

新しい純利益予想は前期比24%減の430億円。前回予想440億円 からは2.3%の下振れ。タミフルの通期売上高予想を従来の387億円か ら330億円に15%減額したことが響いた。09-10年の新型インフルエ ンザの流行規模は想定より小さく、通常の売上高が計画比20%減の164 億円、行政備蓄向けも同8.8%減の166億円になるという。

タミフル以外で下振れる主力製品は、人工透析などの腎性貧血治療 薬として使われる「エポジン」(前回予想422億円から412億円)や、 がん治療時の制吐剤「カイトリル」(同78億円から60億円)、C型肝 炎治療薬「ペガシス」(同148億円から105億円)など。

UBS証券は22日付で中外薬株の目標株価を2100円から1650円 に引き下げ、投資判断を「中立」に1段階引き下げた。

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