消費者が米経済の新たなけん引役に-市場は景気回復の到来感知

米国の消費者は経済の新たな力 の源になる公算が大きい。

9月の小売売上高が予想以上に増加し、前2カ月の伸びも上方修 正されたのを受け、エコノミストらは7-9月(第3四半期)の個人 消費予想を引き上げた。RBSセキュリティーズは3%以上の伸び、 モルガン・スタンレーは2.6%の伸びを見込んでおり、予想通りなら 今回の景気回復で最も力強い個人消費となる。

バークレイズ・キャピタルの米国担当チーフエコノミスト、ディ ーン・マキ氏は「消費者が景気拡大のけん引役としてのバトンを握り つつある」と述べ、「依然として緩やかな回復ではあるが、回復スピ ードは多くの人々の想定よりも強くなるだろう」と予測した。

同氏によると、失業率が10%近い水準で高止まりしているものの、 米国民は所得の改善で債務を減らし資産を再構築しているため、消費 者が景気回復でより大きな役割を担う態勢が整っているという。

投資家の間では既に、米国内総生産(GDP)の約7割を占める 個人消費が今後数カ月で、一部のエコノミスト予想よりも健全な水準 になるとの見方が強まっている。S&P500種株価指数が年初来で

6.1%上昇したのに対し、S&P500種小売株指数は14%値上がりし ている。

ウェルズ・キャピタル・マネジメントのチーフ投資ストラテジス ト、ジェームズ・ポールセン氏は「市場は回復が到来するのを嗅ぎつ けることができる。景気は加速に向かう途中だ」と指摘した。

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