米政府:大型トラック排ガス規制案を発表-18年までに最大2割削減

オバマ米政権は、米国内で大型 トラックの排ガスを2018年までに最大20%削減する規制案を発表 した。

米環境保護局(EPA)と米運輸省道路交通安全局(NHTSA) が25日発表した資料によれば、トラクタートラックには排ガスの 20%削減を義務付ける。大型ピックアップトラックと小型トラック はガソリン車の場合で10%、ディーゼル車なら15%の削減、バスと キャンピングカー、ごみ収集車には10%の削減をそれぞれ求めてい る。

ニューヨークに本拠を置く環境保護団体、天然資源保護協会(N RDC)のアナリスト、ルーク・トナチェル氏はインタビューで、 「こうした規制は初めてで、これは歴史的な基準だ」と述べ、「大型 トラックとバスは米国を走る車の中でも特にエネルギーを大量に消費 している」と指摘した。

オバマ政権は、公害抑制と石油輸入削減のため、米国での自動車 の燃費基準を引き上げてきている。オバマ大統領は中・大型トラック 向けの基準を今年7月30日までに最終的にまとめ、2014年モデル から適用する方針を示していた。

EPAのジャクソン長官は記者向けの電話会議で、「今回の案は、 一段の燃費向上と低公害に向けたものだ」と述べた。

米トラック協会(ATA)のビル・グレイブス会長は新基準につ いて、「実現可能な目標で、今ある技術で達成できる」と語った。

発表資料によれば、今回の規制案に伴う費用はエンジンやタイヤ の性能向上などで77億ドル(約6220億円)。一方で燃費節約や排ガ ス・騒音抑制などで490億ドルの便益が期待できるとしている。

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