米2・10年債スプレッド、9月以降で最大-量的緩和めぐり思惑交錯

米国債市場では先週、2年債と 10年債のスプレッド(利回り格差)が9月以降で最大となった。米連 邦準備制度理事会(FRB)が米国債の購入を拡大する場合の規模を めぐり、トレーダーの思惑が交錯している。

米セントルイス連銀のブラード総裁が国債の購入規模は経済情勢 に基づくべきだとし、11月は1000億ドル(約8兆1300億円)相当 をまず購入すべきだと提案したことが材料視される中、年限5年以下 の米国債はほぼ変わらずとなった。買い取り規模は向こう1年で1兆 ドル超との見方もある。米財務省は25日の週に2・5・7年債とイ ンフレ連動債(TIPS)合わせて1090億ドルの入札を実施する。

トラディション・アシール・セキュリティーズのブローカー、ポ ール・ホルマン氏(ニューヨーク在勤)は「量的緩和の第2弾をめぐ る議論や不透明感で市場参加者は追い詰められている」と指摘した。

2年債と10年債のスプレッドは2.204ポイントに拡大し、

2.273ポイントを付けた9月17日以降でイールドカーブ(利回り曲 線)が最もスティープ化(傾斜拡大)した。

BGキャンター・マーケット・データによると、10年債利回りは

2.55%と、15日の2.56%から低下。今年の最高水準は4月に付けた

4.01%。2年債利回りは0.35%で、12日に付けた過去最低の

0.327%に接近している。

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