ダラス連銀総裁:政策当局はドルへの影響に留意を(update1)

ダラス連銀のフィッシャー総裁 は、連邦準備制度理事会(FRB)の行動がドルに与える影響を当 局者らは留意しなくてはならないと述べた。

米通商代表部(USTR)の次席代表を務めた経歴のあるフィ ッシャー総裁は今週、ニューヨークでブルームバーグとのインタビ ューに応じ、「連邦準備制度の行動はその内容にかかわらず、他に影 響を与えることを認識しなくてはならない。そのひとつがドルであ り、多国の通貨に対するドルの価値が影響を受ける」と述べた。

ドルは8月27日以降、主要6通貨に対して6%あまり値下がり した。バーナンキFRB議長は8月27日に景気回復の継続を確実に するため、「あらゆる可能な手段を講じる」と表明している。フィッ シャー総裁は、さらなる金融緩和の効果を疑問視する連銀総裁4人 のうちの1人だ。

フィッシャー総裁はまた、ドルに影響を与えるのは連邦準備制 度の行動だけではないと述べ、「長期的な財政状況も影響を及ぼす」 と指摘した。フィッシャー総裁は来年の連邦公開市場委員会(FO MC)で議決権を持つ。

さらに同総裁は、インフレ率を引き上げるための物価水準目標 にも否定的だ。一部の当局者はインフレ率の低下が実質的に借り入 れコストを引き上げ、景気減速の脅威となると懸念を抱いている。

追加緩和に懐疑的な4人の総裁

フィッシャー総裁は、「物価水準目標の導入を試みたのは1930 年代のスウェーデンだけだ」と述べ、「協議はするだろうが、米国民 にとっては非常に混乱を招くものだ」と続けた。

同総裁は、「物価安定と最大限の雇用確保という二つの責務の中 で、議会は連邦準備制度に対して雇用水準目標を設けるよう訴える 可能性がある。個人的にはインフレターゲットには賛成だが、議会 がそれを認めるとは考えられない」と話した。

今月に入り、フィッシャー総裁は2度のスピーチで、これ以上 緩和策を講じても効果は不透明だと主張してきた。次回連邦公開市 場委員会(FOMC)は11月2-3日に開かれる。

フィッシャー総裁以外にも、カンザスシティー連銀のホーニグ 総裁、フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁、ミネアポリス連銀 のコチャラコタ総裁が追加金融緩和策の効果について懐疑的な見方 を示している。

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: ニューヨーク 楽山 麻理子 Mariko Rakuyama +1-212-617-4903 mrakuyama@bloomberg.net Editor:Tsuneo Yamahiro ニューヨーク 西前 明子 Akiko Nishimae +1-212-617-2601 anishimae3@bloomberg.net 記事についての記者への問い合わせ先: San Francisco Vivien Lou Chen +1-415-617-7078 vchen1@bloomberg.net

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