海江田氏:急激な為替変動には随時介入-対外的に問題でも

海江田万里経済財政担当相は22 日、ブルームバーグ・ニュースのインタビューで、対外的な問題はあ るものの、日本政府はタイミングを計りながら急激な円高に対しては 随時円売り介入を実施すべきだとの考えを示した。

海江田経財相は、為替介入について「随時やっていくということ だ」と述べるとともに、「対外的なハレーション(悪影響)はあるけ れども、急激な為替の変動に対する介入は許される」と言明。一方で 円相場の水準が対ドルで「81円という水準がどうかというと、日本に してみれば厳しいが、海外から見る目は必ずしもそうではない」との 見方を示した。

その上で、介入は「あくまでも、ある水準を維持しようというこ とではない」とし、短期間に「10円動くのは異常だ。急激過ぎる。そ ういうことをしっかりアナウンスしていけばよいと思う」と強調した。 また、介入には「まさにタイミングが必要だ」と述べ、「前回、日本 政府は円高容認で何もしないだろうという見方があった中で介入した 」ことによって、一定の効果をもたらしたとの認識を示した。

政府・日銀は9月15日、6年半ぶりのドル買い・円売り介入を実 施し、その後若干円高に歯止めが掛かったかに見えた。しかし、米国 の追加金融緩和観測を背景にしたドル先安観から、足元の円相場は1 ドル=80円-81円台に高止まりし、1995年4月19日に記録した戦後 最高値の79円75円をうかがう展開が続いている。

海江田経財相は今後も円高基調が続くかどうかについて「市場の ことなので分からないが、そう思う」と予想、すぐに円安に戻るのは 難しいとの考えを示した。

「円の国際化」研究会

海江田経財相はすでに設置方針を表明している「円の国際化」に 関する研究会について、初会合を「今月中にできたらやりたい」と言 明。ただ、メンバーは固まっていないと語った。

経財相は、通貨の国際化には「結局、ファンダメンタルズ(経済 の基礎的諸条件)と総合的な国力みたいなものがあるので、そこをど うするのか」が課題になると説明。さらに日本は「アジアの経済圏の ことを言っているので、少なくともアジアでの取引で、もっと円の取 引を増やすことは最初の一歩として大事だ」と語った。

その上で、基軸通貨ドルに取って変わるものは「出てこない」と しながらも、「ユーロも出てきたわけだし、まさに勉強しなければなら ない」と述べた。

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