2人以上世帯の金融資産は平均1169万円、中央値500万円-世論調査

2人以上の世帯の金融資産は平均 値が1169万円と、1年前(1124万円)から増加した。リーマンショ ック後の調査だった1年前から保有株式などの時価が小幅に増加した ほか、収入から貯蓄を増やした結果とみられる。金融資産の保有目的 としては「老後の生活資金」が調査開始以来の最高水準となった。

調査は金融広報中央委員会(事務局日本銀行情報サービス局)が 行っている「家計の金融行動に関する世論調査」で、1953年以来今年

で58回目。調査期間は6月11日-7月20日。全国8000世帯が対象で 回収率は50.4%。調査方式は訪問と郵送の複合・選択式で、単身世 帯を対象とした調査も別途インタッネットを通じて実施した。

平均値は少数の高額資産保有世帯によって引き上げられるため、 金融資産保有額の少ない順、あるいは多い順に並べて真中に位置する 世帯の保有額を示す中央値は、500万円と1年前から変わらなかった。 金融資産を保有していないという回答は2割強と、ここ数年は横ばい 圏内で推移。金融資産を保有している世帯のみをみると、平均値は 1542万円、中央値は820万円と、いずれも1年前から増加した。

金融資産残高が増加した世帯では、その理由について「定例的な 収入から貯蓄する割合を引き上げたから」との回答が33.6%、「株式、 債券価格の上昇により、これらの評価額が増加したから」との回答が

3.3%と、いずれも1年前から増加した。金融資産の保有目的では「病 気や不時の災害への備え」が67.7%と最も多く、次いで「老後の生活 資金」が63.6%と過去最高水準となった。

全国2500世帯を対象とした単身世帯調査では、金融資産の保有額 は平均値が684万円、中央値は80万円だった。「金融資産を保有して いない」との回答が3割強で、金融資産を保有している世帯のみをみ ると、平均値は1036万円、中央値は340万円となっている。金融資産 の保有目的は「病気や不時の災害への備え」が最も多く49.8%、次い で「老後の生活資金」が45.3%だった。

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