英中銀、緊縮財政にどう応じるか-政策指南したとされる総裁に圧力

イングランド銀行(英中央銀行) は、キャメロン英首相が打ち出したまれに見る緊縮財政策を支援する 意向をどれだけ強く示すのか-。緊縮財政を促したとされる英中銀の キング総裁は今、こうした圧力に直面している。

同首相(44)は、前労働党政権が築いた慣習を破り、英中銀に国 内経済を支えるようあからさまに求めている。オズボーン財務相(39) は21日、今週発表した公務員50万人削減を含む過去最大規模の歳出 削減策について、経済が受けるこの負担を打ち消すための「金融政策 手段」を英中銀は発動できると言明した。

過去1年間キャメロン首相に対し財政赤字を削減するよう働き掛 けてきたキング総裁(62)だが、同総裁に現在求められているのは、 英中銀の独立性維持の必要性を踏まえながら、見返りを期待する政府 との関係とのバランスを取ることだ。英中銀の独立性は1997年、その 後首相になった当時のブラウン蔵相によって強化された。

元財務省高官で2003-08年にキング総裁の下で中銀副総裁を務 めたレイチェル・ロマックス氏は、同総裁が「基本的に緊縮財政を推 していた」と述べた上で、「彼が明確には何も言っていないのは確かだ と思う。だがもし状況があまりにも厳しいようなら、ある程度の追加 量的緩和をするとの約束がそれとなく交わされているというのが、わ たしの考えだ」と続けた。

ブラウン前首相は、蔵相・財務相時代も首相に就いてからも、金 融政策に触れることはほとんどなかったが、現在の保守党・自由民主 党による連立政権の当局者は、金融政策へのコメントを続けている。

キャメロン首相は今月11日、英中銀は景気拡大を促す最良の位置 にいると発言。ケーブル民間企業担当相は9月20日、利上げは「問題 となるだろう」と述べている。

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