JFE:今期純利益予想を下方修正-粗鋼生産が下振れ(Update3)

粗鋼生産国内2位のJFEホールデ ィングスは22日、2011年3月期通期の連結業績予想を下方修正すると発 表した。粗鋼生産量が当初の見通しを下回るほか、上期に発生した株式 評価損などの特別損失が響く。

通期純利益は従来予想の1200億円から1100億円に引き下げた。前期 実績の457億円からは大幅増益となる見込みだが、当初の強気見通しを 小幅修正する。

売上高は前期比18%増の3兆3600億円となる見通し。従来予想は3 兆4200億円だった。同日会見した太田道人・経理部長によると、通期の 粗鋼生産(JFEスチール単独)は、従来計画より100万トン程度少な い2900万トン程度になる見込み。

10年7-9月期の連結純利益は前年同期比41%増の181億円となっ た。アジアなどの需要持ち直しを背景に鋼材の販売数量が伸びた。もっ とも4-6月期に比べると純利益は減少した。石川良雄副社長は会見で 「輸出販売が落ちたことに加えて、為替が当初予想より円高に振れたこ とで売り上げが落ちた」と説明した。

7-9月期の想定為替レートは7月時点で1ドル=90円としていた が、86円60銭に設定した。下期については1ドル=85円と想定、5円 円高方向に修正した。

この日の午前の株式市場で安く推移していたJFE株は、午後の決 算発表後から上昇圧力を強め、一時は前日比38円高の2640円まで上昇 した。ただ、株価は後半にかけて下落に転じ、22円安の2580円で取引 を終えた。

10年4-9月期の連結純損益は461億円の黒字となり、前年同期の 287億円の赤字から大幅に改善した。売上高は前年同期比20%増の1兆 5723億円だった。

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