経財相:TPP参加「避けて通れない」-円高で国内拠点残すため

海江田万里経済財政担当相は22 日午前の閣議後の記者会見で、貿易や投資の完全自由化を目指す「環 太平洋戦略的経済連携協定(TPP)」について、企業が円高基調の下 でも国内生産拠点を残しながら輸出を続けていくためには、日本の参 加は不可避だとの認識を示した。

海江田経財相は日本の参加への交渉について「判断しなければな らない時期が差し迫っている」と述べ、早期の参加の意思を示すとと もに、交渉の過程で内容を詰めるべきとの考えを示した。また決断の 時期は11月に横浜で開催される「APEC(アジア太平洋経済協力会 議)が一つのきっかけになる」と語った。

経財相は「円高の基調があるので、そういう時に日本の中でもの づくりをするのは、付加価値の高い製品を作って海外に出す際、高い 関税だと売れない」と述べ、「円高の中で、日本国内で工場をしっかり 残していく観点からTPPは避けて通れない」と語った。民主党内で 反対意見が出ていることについては「できるだけ早く党内手続きを踏 んでいただきたい」と語った。

政府は21日に官邸で開いた新成長戦略実現会議で、経済連携と農 業について討議。全国農業協同組合中央会は同会議で、TPPは日本 の食料安全保障と両立できないとして、日本の交渉参加に強く反対を 表明した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE