長谷工株高い、完成工事利益率改善し上期営業利益増額-通期期待も

マンション建築で業界トップの長 谷工コーポレーション株が一時、前日比4.4%高の71円と上昇。同社 は21日、完成工事利益率の改善などを理由に4-9月(上期)の連結 営業利益を増額修正した。アナリストからは、通期利益上振れの可能 性に言及する動きも出て、業況好転を評価する買いが優勢になった。

同社が21日の取引終了後に発表したリリースによると、4-9月 の連結営業利益は従来予想の95億円を上回り、前年同期比45%増の 108億円になったもよう。工事原価の圧縮による完成工事利益率の改 善に加え、一般管理費の削減などが寄与する。一方、工事の進ちょく が遅れ、進行基準による完成工事高が減少したため、売上高は2058 億円と計画の2225億円に7.5%届かない。今通期(2011年3月期)予 想については、景気の不透明感が強いとして据え置いた。

JPモルガン証券の穴井宏和シニアアナリストは22日付の投資 家向けメモで、長谷工の通期会社計画の上方修正の可能性に言及。「上 期に遅れた売上高は下期に計上される見通し」とし、上期受注も計画 の1000億円を達成できたようだ、と指摘した。

会社側の11年3月期連結業績予想は、売上高で前期比12%増の 4700億円、営業利益で前期比48%増の253億円。JPモルガン証では、 同社の投資判断「オーバーウエート」、目標株価150円を維持している。

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