経財相:中国経済の軟着陸に期待-バブル崩壊なら日本に影響

海江田万里経済財政担当相は22 日午前の閣議後の記者会見で、中国が19日発表した利上げは不動産市 場のバブルを抑制する狙いがあるとの見方を示し、中国経済がソフト ランディング(軟着陸)することへの期待を表明した。その上で、仮 に同国でバブルが崩壊するようなことになれば世界経済や日本経済に 大きな影響を与えるとの認識を示した。

海江田経財相は「中国政府の当事者が一番懸念をしていることは、 やはり中国経済がバブル化すること。とりわけ不動産の価格なども上 がっている」と言明。「利上げは主に、不動産投資あるいは投機と言っ てもよいかもしれないが、それを冷え込ませるためのものだろうと思 う」との認識を示した。

また、「もう一つはアメリカが金融緩和をしているので、だぶつい たお金が中国に流れ込むということによって、全体として中国経済が バブル化することではないか」と指摘した。中国人民銀行(中央銀行) は19日、政策金利である貸出金利と預金金利を引き上げると発表した。 利上げは2007年以来。

ただ海江田経財相は「中国経済がソフトランディングしていけば 良いが、利上げや金融引き締めの効果が生まれず、バブルが崩壊する ようなことになれば大きな打撃を世界に与え、とりわけ日本に与える」 と懸念を示した。その上で「中国経済のバブルがこれ以上大きくなら ないこと、そしてそれが一気に破裂しないことを期待する」と語った。

中国の7-9月(第3四半期)の国内総生産(GDP)は前年同 期比9.6%増加した。過去1年間で最も低い伸びにとどまったが、ブ ルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値(9.5% 増)を上回った。

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