ギリシャ債保証コスト、短期が長期下回る-差し迫ったリスク低下

22日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、ギリシャ国債の1年以内のデフォルト (債務不履行)に対する保証コストが今年1月以来初めて、より長期 の保証コストを下回った。これは欧州ソブリン債危機の発端となった 同国のリスク低下を示している。

CMAによれば、ギリシャ国債の1年物CDSスプレッドは565 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と、10年物を61bp下 回る水準。ギリシャが5月に欧州連合(EU)と国際通貨基金(IM F)による1100億ユーロ(約12兆4200億円)規模の救済措置を受 ける以前は、デフォルト懸念から1年物が10年物を665bp上回っ ていた。

こうした変化は、パパンドレウ首相の歳出削減と緊縮財政策によ ってギリシャに財政赤字を削減する時間的余裕が生まれたことを示唆 している。赤字の規模は現在、欧州連合(EU)が定める上限の4倍 余り。ギリシャ債が5年以内にデフォルトに陥る確率は44%と、依然 としてベネズエラに次ぎ世界で2番目に高いリスクを抱えている。

コンデュイット・キャピタル・マーケッツの信用ストラテジスト、 アンケ・リヒター氏は「ここ数週間でギリシャに対する見方はずっと 明るくなっている」と指摘。「同国は国内問題への取り組みで順調に前 進していることを市場に示してきた」と説明した。

ブルームバーグと欧州証券アナリスト協会連合会(EFFAS) がまとめた指数によると、ギリシャ国債は7-9月(第3四半期)の リターンが4.8%と2009年4-6月(第2四半期)以来の高水準を 記録し、欧州債の中で最高のパフォーマンスとなった。

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