バイリーン株反発、自動車関連伸び今期利益を増額-年間配も上積み

不織布国内最大手の日本バイリー ン株が一時、前日比2.3%高の404円と反発。同社は21日、上期まで の自動車関連事業の好調、持分法投資利益の上積みなどを理由に今期 の連結純利益予想を増額修正した。また、年間配当の増額方針も示し、 利益水準の高まりと株主還元姿勢を評価する買いが先行した。

同社が21日の取引終了後に発表したリリースによると、今期 (2011年3月期)の連結純利益は従来予想の18億5000万円を24%上 回り、23億円の見通しになった。上期まで好調だった自動車関連事業 は国内の新車買い替え補助金の終了、円高進行などで下期は減少が見 込まれ、売上高、営業利益は計画から下方修正したものの、持分法投 資利益の増加が最終利益を押し上げる。

韓国の関連会社の火災による損害額と保険金額がほぼ確定し、差 額として持分法投資利益が4-9月(上期)段階で3億5200万円増加。 さらにほかの関連会社の不動産売却益などもあり、通期で同投資利益 は7億8000万円増える見込みだ。

一方で同社は、年間配当額予想をこれまでの1株当たり12円から 14円への引き上げるとも発表、前期は10円だった。

同社広報担当者はブルームバーグの電話取材に、通期経常利益、 純利益の増額は持分法投資利益の増加が要因と説明。通期売上高予想 については、自動車関連が国内と北米で減っているほか、新型インフ ルエンザの影響で大きく伸びていたマスクを中心に、メディカル分野 の落ち込みも影響したという。

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