米アメックスの7-9月:70%増益、カード支出増加が寄与

利用額ベースで米最大のクレジッ トカード会社、アメリカン・エキスプレス(アメックス)の7-9月 (第3四半期)決算は、利益が前年同期比70%増加した。カードの支 出が増えたほか、支払い延滞の減少で貸倒引当金を減らしたことが寄 与した。

21日の同社発表によると、純利益は継続事業ベースで10億9000 万ドル(1株当たりでは希薄後90セント)に増えた。前年同期は6億 4200万ドル、1株当たりでは54セントだった。ブルームバーグがま とめたアナリストの調査によれば、1株利益は84セント(予想平均) と見込まれていた。収入は17%増加した。貸倒引当金の5億4800万 ドル戻し入れが業績を下支えした。

ケネス・チェノルト最高経営責任者(CEO)は発表文で、「カー ド保有者の支出が14%増と力強かった。これまで当社がかなりの投資 を行ってきた分野が最も伸びた」と指摘し、具体的には法人向けカー ドや提携銀行が発行したカードなどを挙げた。

アメックスは、小売業者が消費者に手数料の低いカードの利用や 他の支払い手段を勧めることを禁じる契約をめぐる反トラスト法訴訟 で米司法省と争っている。訴訟を受けてアメックスが手数料引き下げ を迫られたり、小売業者が同社カードの受け入れを停止したりすれば、 アメックスの成長は行き詰まることなりかねない。

7-9月期は米カード事業の利益が5億9500万ドルと、前年同期 のほぼ4倍に達した。国際カード事業は15%増の1億5300万ドル。

世界のカード利用額は14%増の1793億ドル。個人の利用は平均 3330ドルとなり、前年同期から15%増えた。

総収入は70億3000万ドルと、前年同期の60億2000万ドルから 増加した。貸倒引当金は3億7300万ドルとなり、前年同期の11億8000 万ドルから68%減った。

アメックスの株価は21日の通常取引で、前日比54セント高の

40.27ドルで終了した。決算発表を受けた時間外取引では一時、1% 安となった。

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